住 職 日 記
平成15年 10月分


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10/31
(金)
良いお天気でした。まるで夏日を思わせるといえば大げさかもしれませんが、少し汗ばむ一日でした。

少し嫌なことがありました。車上荒らしにあってしまいました。怪我こそしませんでしたが、お金と免許証、カード類などを盗まれてしまいました。ちょっと車から離れた隙に・・・
もしも犯人の犯行中に鉢合わせて、ナイフで刺されでもしてたらと考えるとゾッとしました。腹はたちましたが、大難を小難にしていただいたと胸をなでおろしました。
カバンなどは車から離れるときは置きっぱなしにしないこと。いい教訓になりました。

警察に届けた後、カバンなど川にでもほっていないか確認するために再度現場に行きました。その折に、弟に連絡すると、すぐに駆けつけてくれました。本当に助かりました。ありがとうございました。

結局真っ暗になり、探索不可能の状態になったので帰宅・・・明日にでも再度探し行こうと思っています。

そんなこんなで、きょうは長い一日に感じました。
皆さんも、車などから離れるときは、貴重品は必ず身につけましょう。

10/30
(木)
檀務にて朝から夕方までお参りに行かせていただきました。その中で、お葬式がありました。日本の平均寿命からいえば、まだまだ若い方でした。それも一家の大黒柱であり、会社の社長さんでもあり・・・大変なことでした。

お寺には、おかげさまで「大般若経」のご寄進が集まっています。この不景気の中、本当にありがたいことだと感謝申し上げております。  合掌

10/29
(水)
高野山に行きました。お世話になっている三宝院境内に句碑が建ち、その除幕式に参列させていただきました。この句碑は、今は亡き三宝院ご住職のお父さんが詠まれた俳句です。今年七回忌を迎えられ、その供養にと建立されたものです。
その内容は、高野山に入門まもない新弟子が、頭を青々と剃られて、その頭に中秋の名月が写っているという内容です。

お父さんは、私が学生時代に三宝院でお世話になっていた四年間、三宝院の執事としておられ、よく可愛がっていただきました。その句を詠まれたのがその時代で、その新弟子のひとりが私であるということからお招きにあづかりました。

大変やさしい方でした。また、よく叱られました。俳人でもあり、お琴の先生でもありました。そのお琴に合わせての夜間のご詠歌の特訓・・・辛かったな〜

お寺の仕事が終わって一息ついて、やっと自由時間と思った矢先に、首根っこつかまえられて本堂まで連れて行かれての特訓ですからはっきり言って嫌でした。眠い目をこすりながら、痛い足をモゾモゾさせながらご詠歌を唱えさせられました。

その当時は嫌でしたけど、それが今の私を作ってくれたと言っても過言ではありません。ありがとう、お父さん・・・
そんな思いで拝ませていただきました。

午後7時からお通夜。高野山からとんぼ返りをしてのお参り。一生懸命お勤めさせていただきました。

10/28
(火)
先代住職の祥月命日でした。本日で20年が経過しました。大変やさしい人で、私は一度も怒られたことがありませんでした。20年経った今でも、先代住職をしたっておまいりしていただく人があります。私にとって、おじいさんではありますが、人間として僧侶として目標とする人のひとりです。

「宮っ子」というコミュニティー冊子がありますが、本日コミュニティーの世話人さんが来られました。お正月号に鷲林寺のことを紹介していただけるということで、その取材に来られたのです。お正月に向けて、住職としてコメントを頂きたいとのこと・・・そんなに大した人間ではないのに恐縮しました。

檀務は夕方までおまいりでした。檀家さが亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます。合掌
10/27
(月)
きょうは阪神−ダイエー最終戦があるということで、なんとなくソワソワしていました。お参りに行かせて頂いても、その話ばかり・・・ソワソワ・ソワソワしていました。
夕方仏具屋さんが来られたのですが、午後6時が近づいてきたら、お互いに時計を見ながら
「では、きょうはこのへんで・・・」

手に汗を握りながらの観戦。結果はダイエーが勝ちましたが、いい試合だったと思います。はっきり申し上げて、ダイエーは強いです。そのダイエーを相手にして、よくぞここまで頑張ったな〜と涙が出る思いでした。
ある檀家さんもおっしゃってました。自分もタイガースファンだけど、日本シリーズになってからまともにテレビを見ることができない。何かかわいそうな気がします・・・と・・・
確かに胃が痛くなりましたよね。

長いシーズンも終わり、明日からは楽しみがひとつ減りました。しかし、夢と希望を与えてくれた阪神タイガースに、そしてここまで選手を引っ張っていかれた星野監督に乾杯です。

明日は先代住職の祥月命日です。20年になります。長い年月です。

10/26
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檀務で一日中バタバタしていました。
11月のもみじまつりにむけて、電気工事が始まりました。境内をライトアップして、夜間の紅葉を楽しんでいただこうという企画です。思ったより大掛かりなことになっています。
だけど、皆さんが喜んでいただけたらうれしいと思っています。
11月中旬からライトアップをはじめようと思っていますから、是非見に来てください。

日ごとに寒さを感じるようになりました。風邪などひかないように頑張りましょう。

日本シリーズはダイエーが勝って3-3・・・明日に持ち越されました。胃が痛いですね・・・

10/25
(土)
千里大丸で開催されている“四国八十八ヶ所お砂踏み法要”にのお手伝いに出仕させていただきました。千里大丸5階のイベントホールで昨日から29日まで開催されているものです。
午前9時30分から入り、午後5時まで、会場正面におまつりされいる弘法大師ご尊像前でお勤めさせていただきました。
お参りのかたも大勢で、四国八十八ケ所霊場のお砂を踏みしめながら一心に祈っておられました。

10/24
(金)
高野山声明の会と伍芳(ウーファン)さんのジョイントコンサートが開催されるということで、お誘いを受けました。伍芳さんとは先日、高野山三宝院でジョイントをしましたので大変親しみが深く、喜んで行かせていただきました。
私たちとのものとは趣が少々違いましたが、大変練習をされていて素晴らしいものでした。

コンサートは高野口町にあるホールで、約500人の席はほぼ満席状態で、聴きに来られていた人たちも満足して帰られたようでした。

コンサート終了後、伍芳さんと再会し、お互いに握手を交わし、しばらく談話しました。
やはり、音楽は素晴らしいですね。心を和ませてくれます。

10/23
(木)
本日は高貴寺(こうきじ)にて慈雲尊者(じうんそんじゃ)200回忌御遠忌法会(ごおんきほうえ)があり、参加させていただきました。
慈雲尊者は江戸時代に活躍された高僧で、私たち真言宗の僧侶にとって大切なお方です。各団体で、それぞれに慈雲尊者のゆかりのお寺「高貴寺」で法会が行われてるようです。本日の法会は“勧学之会”が中心となって執り行われたもので、約70名の僧侶が参集してのお勤めでした。

天候にも恵まれ、約3時間弱、聖地「高貴寺」にて土砂加持法会というお勤めをさせていただき、身の引き締まる思いでした。大変ありがたいご縁を頂戴したと感謝しております。

法会終了後、夕方から兵庫青年教師会の声明の勉強会があり、参加させていただきました。
きょう一日、声明ばかりをお唱えしていたような気がします。ありがたいことです。

帰宅してから日本シリーズの観戦をしました。きょうもやってくれました。タイガース。
実際のところ、ダイエーに負けるかと心配しましたが、大好きな金本選手がサヨナラホームランを放ち、見事2勝2敗の五分にしました。気持ちよかった〜 

10/22
(水)
風邪も治ったようです。大勢の皆さんにご心配をおかけしました。メールやBBSへの書き込みなどで励ましていただき、ありがとうございました。
 
檀務のあと、研修会があり参加しました。大阪の築港釈迦院というお寺で開催されました。「高野山の仏像について」という内容でした。以前にお世話になった先生の講義で、普段聞くことのできない高野山の仏像についてのお話で、興味津々楽しく拝聴しました。明日も研修会はあるのですが、先約がありそちらに行かなくてはなりません。残念・・・

明日は、高貴寺(こうきじ)というお寺で、江戸時代に活躍された高僧 慈雲尊者の200回忌法会が開催され、その職衆として参加させていただきます。中山寺元管長 今井圓明大僧正を御導師として、約90名のお坊さんが参集されます。先日、その練習があったのですが、練習とは言うものの迫力ある素晴らしいものでした。
明日の法会は「土砂加持法会」というものですが、明日は「光明真言秘讃」という声明を唱えさせていただくお役を頂戴しました。ありがたいことです。精一杯頑張ってこようと思います。

ところで、本日のプロ野球日本シリーズ。阪神タイガースが地元甲子園でやってくれましたね。ピッチャーもよかったし、選手も頑張りました。金本選手の一発に背筋がゾクッとしました。藤本選手のサヨナラ犠打。星野監督の
「新婚の奥さんにええ格好見せてやれ」
の一言での一振り。涙が出ました。
阪神ファンと違う人にとってはどうでもいいことでしょうが、きょうは寝つきが良さそうです。おやすみなさい。

10/21
(火)
薬が効いたのか、今朝は爽快でした。
しかし、気分とは正反対だったのがお天気・・・朝から雨がシトシトと降っていました。せっかくの例祭日なのに雨とは・・・やはり日ごろの行いが悪いらか・・・
それとプラスして、お手伝いのお坊さんのお寺の檀家さんが亡くなられて急遽帰られたため、例祭のお護摩は私一人で勤めなくてはならず、辛いのひとことでした。
でもおまいりの信者さんは雨にもかかわらず、大勢来ていただき大いに盛り上げていただきました。

雨はやみそうにもありません。
きょうから日本シリーズ甲子園戦だというのに、中止になったのでしょうか・・・ニュースによるとわがタイガースは二日連続で負けてしまったとか??私が風邪で苦しんでいる間に何と言うことでしょう・・・
まっ、この二日間は練習試合だったとでも思って、後の試合は頑張ってくれるでしょう。大いに期待しています。頑張ってくださいね。

星野監督が勇退されるという話を聞いてびっくりしました。次期監督は岡田さんですか??岡田さんは近くに住んでおられるし、何度がお寺におまいりに来られたこともあるし、お話したことも何度かあります。大変いい人なので、益々ファンになりそうです。
それにしても残念だな〜星野監督。

あとの試合頑張ってください!

10/20
(月)
遂にお医者さんに行きました。
「重症です」
のひとことにがっくり・・・
お手伝いのお坊さんが来てくださったので、一日中寝ていました。

しかし、よく効きますね。さすがにお医者さんのお薬です。夕方には喉の痛みも少し消えていました。明日は例祭です。頑張れそうな気がします。

10/19
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風邪が悪化したようです。扁桃腺がすごくはれて熱が38度近くまで上がりました。きょうの檀務はすべてお休みさせていただきました。ごめんなさい。明日、まだ調子が悪いようならば、お医者さんに行きます。

10/18
(土)
風邪をひいてしまったみたいです。早く休みます。

10/17
(金)
阪神淡路大震災の月命日にて檀務が多忙でした。
きょうも良いお天気で、車の中は暑いくらいでクーラーをかけて走りました。なんともおかしな天候が続きます。体調を崩しそうになりますね。風などひかれないようにご留意ください。

10/16
(木)
午前8時から鳥居さんの開眼供養がありました。永年風雨にさらされて朽ちかけていた若宮神社と荒神さんの鳥居です。本来は神式でしなければならないのでしょうが、私が僧侶なので仏式でしました。
地元の方も参加していただき、にぎにぎしく無事終了しました。

10/15
(水)
魚貝塚の法会がありました。魚貝塚とは、近隣の漁業組合が合同で建立されている魚貝類の御魂を慰める塚です。この塚で年に一度合同慰霊祭が執り行われ、僧侶として毎年お声がかかります。
私たちは、毎日の食事の際に魚貝類の恩恵をいただいております。特に日本人が食する魚貝類の量は世界一と聞きます。
ただ殺生して食べるだけではなく、一年に一度だけでも感謝して、供養しようじゃないかという主旨のもと20数年前より続いている行事です。「継続は力からなり」といいますが、なかなか同じことを繰り返して行うことは難しいと思います。
供養することを“回向する”といいます。“回向”とは“回して向かう”と書きます。魚貝類を食せば供養をする。“回して向かう”の精神そのものです。供養をすれば、感謝をすればまた良い形で恩恵をいただける。これが自然の道理だと思います。
殺生して食べたら食べっぱなしではいけません。食べたものが血となり肉となり、私たちのエネルギーになるのです。食べたら感謝すること。これが自然のサイクルだと思います。

意義ある法会に参加させていただき、心新たに、何事にも感謝ができる人間になれるよう心がけたいと思いました。

10/14
(火)
先日亡くなられた総代さんの満中陰の法事がありました。大変明るく豪快な方でした。読経が済んで御墓参りに行き、その後お食事をいただきました。総代さんは、民謡がお好きで亡くなられる1月前に民謡の先生の教室にいかけてお稽古をされたということです。そのときに録音したテープが残っていて、それを供養としてお食事の前に聞いてくださいとのことでした。大変はりのある良い声で、とても1ヵ月後に亡くなられる声には聞こえず、その声を聞きながら色々と思い出していました。

お盆参りのとき、総代さんはベッドで寝ておられました。奥さんに頼んで起こしてもらおうかなとも思いましたが、また次回の月参りの折にでもお話ししようと思い失礼したのです。それが、私にとって総代さんとの最期になりました。あのときに無理やりにでも起こしてお話しとけばよかった・・・悔やまれて仕方ありませんでした。
そのことをご家族にお話しすると
「実はお父さん、知ってたらしいよ。お盆は時間くぎって次々お参りするのに、わしが話し込んだら、次のお家に迷惑やろ。だから、わざと寝たふりしてたんや」と・・・

なんという心配りでしょう。このお話を聞いて、感心しました。
豪快な方で明るい方でしたが。こんなにも心配りができる繊細な人でした。
満中陰を迎えられて、どうぞ仏さまのもとに成仏され、ご家族の皆様を見守ってあげてくださいね。

10/13
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体育の日で休日でした。体育の日ということで、運動会が行われたところも多かったのでしょう。しかし、関西方面は朝から台風を思わせるような大雨と風で大変でした。
せっかくの運動会が中止となった学校も多くあったとか・・・

午後からは雨風もやんで晴れ間さえ見えていました。休日ということで、法事などで忙しくしていました。

いよいよ「もみじまつり」の準備に取り掛かりました。11月中旬からもみじが綺麗に色づき始めると思います。夜間ライトアップをしようと考えています。きょう、担当していただく親戚の電気屋さんにきていただき、ライト設置場所などについて検討しました。

また、11月24日には、記念法会を執り行う予定です。詳細はまたお知らせさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

10/12
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檀務にてお参りに行かせていただきました。お参りの途中で、ちょっとしたハプニング・・・
スクーターでお参りしていたのですが、ある交差点に侵入しようとしたところ、一台の車がトロトロと交差点に進入してきました。あわてて止まりました。相手もびっくりした表情です。(その人はおばさんでした)
信号機を指差して
「お宅は赤ですよ!」
と言うと、信号機をが黄色になりました。
その人が自分の信号機を見た瞬間に青に変わりました。
「青ですやん!」
えらい剣幕で怒って、そのまま走り去ってしまいました。
唖然として、交差点に立ちすくむ法衣姿の自分が情けなかったです・・・

常識のない人が多くなった世の中・・・悲しいですね。

常識といえば、ある初老の男性と青年がきょうの私と同じような場面に出くわしたそうです。
口論となったあと、あまりにも常識はずれのことを言う青年をつかまえて初老の男性が
「こんなものは常識やろ!」
と言ったそうです。
すると青年は
「おっさん、常識・常識て言うけど、常識ってどこからが常識やねん!」
と口答えしてきたそうです。
確かに、常識とはという定義はないのかもしれないけど、乱れてきてますね。常識・・・

だけどこれだけは言えます。大人の背中を見て子供が育つということ。常識もった人間であれるように行動しないといけませんね。

10/11
(土)
午後から雨が降りました。だんだん秋らしくなってきました。
一雨ごとに秋が深まり、そして寒い冬がやってくるのでしょうか・・・

お参りに行かせていただいたお家のご主人が言われるには
「わたしは冬の方が好きやね〜 だって、寒けりゃ着込めばいい。夏はそういうわけにはいかんね。服脱ぐにも限界があるしな・・・はっはっはっ・・・」
その通りなのですが、どうも冬は苦手です。

お寺の境内で小さな秋を見つけました。“あけび”という植物(くだもの??)です。

10/10
(金)
今日もあたたかい一日でした。檀務にて京都に行きました。京都も暖かかったです。

お参りの途中、あることを思い出しました。先般の勧学会で結集寺院の副住職のMくんが初年目で受けていたのですが、その彼が勧学会が終わったら、四国八十八ヶ所を歩いて巡礼するとのことでした。
ふっとそのことを思い出して、彼の携帯電話の番号をダイヤルしました。
元気そうな声でした。ちょうど、21番の太龍寺さんの参道の山道をのぼっているとのこと。ちょうど太龍寺さんのご住職と知り合いだったので、電話をしておきました。
徒歩での四国巡礼・・・ブームになっているようです。時間があって、年齢がもう少し若ければ挑戦してみたいなと思いますが、今のところ無理なようです。Mくんの成満を心からお祈りします。

ところで、本日我が家(我が寺??)に“光ファイバー”が開通しました。今までISDNだったのですが、今までに比べて驚くべき速さでびっくりしました。はっきり言って、快適です。世の中、どんどん便利になっていきますね。

ということで、少々寝不足気味になりそうな一日でした。

10/9
(木)
きょうは大変あたたかい一日でした。これだけ気温の差があると体調が崩れますね・・・

檀務にて多忙でした。このホームページを見てくださっている檀家さんも多く、色々と声をかけてくださいます。何かと励みになります。

鷲林寺村の鎮守さんである若宮神社と、荒神さんの鳥居の損傷が激しく、木製の鳥居を撤去して石製の鳥居にすえかえる工事が執り行われました。石でできているので、半永久的なものになるでしょう。立派に出来上がりました。

お客さんが次々に来られて、檀務終了後はクタクタになってしまいました。

10/8
(水)
一流伝授が執り行われ、午前9時から午後4時過ぎまで受講しました。伝授がはじまって約3年になりますが、もう少しで終わりです。

高野山から西宮まで約100キロの道のり。本日も夕方から走り出し、午後8時前に到着しました。お疲れ様でした。

10/7
(火)
一流伝授のため高野山に行きました。つい先日まで、長期にわたり高野山にいましたので、帰ってきたという錯覚に陥りました。
高野山は、さすがに少し寒くなっていました。

午後1時30分より午後4時30分まで、伝授を受けました。明日も一日あるので、きょうは宿泊しました。

勧学会三年目を成満した記念に、お世話になった高野山三宝院さんに本堂用の半鐘を寄贈させていただきました。その半鐘をもって、大阪からわざわざ仏具屋さんが高野山まで行ってくださいました。三宝院ご住職も喜んでいただきました。ありがとうございました。

10/6
(月)
檀務は午前中で終わり、午後から事務の仕事をしていました。

11月の“もみじまつり”の件ですが、その最終日に記念法会を執り行いたいと計画しています。法会の内容は“大般若転読法会”・・・
大般若経600巻を大勢のお坊さんがお経を唱えながらバラバラバラと転読する法会・・・
見たことないですか?? あの法会をしたいと思っています。

しかしながら、鷲林寺には大般若経が残っていません。恐らく、織田信長の焼き討ちの折に焼失してしまったのでしょう・・・
そこで、今回新調しようと考えています。こんな機会は滅多にないので、檀信徒の皆様に勧募しようと思いました。しかし、こんなご時世なので、あまりご無理は申されませんが・・・

明日から二日間、高野山で一流伝授が開催されます。一流伝授も三年近く経過しました。もう少しで終わりです。頑張ってきます。

10/5
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一日中、檀務にてバタバタしました。

夕方から、親戚が怪我をしたということでお見舞いに行きました。最初連絡を受けたときはかなりの重症というように聞いていましたのでびっくりししたが、本人の顔を見て安心しました。思ったよりましでした。

日に日に寒くなっているように思います。かぜをひかないように気をつけましょう。

10/4
(土)
本日は法事やお葬式などで大変忙しい一日でした。
お昼ご飯を食べることができずに、つらかった・・・

日に日に秋の気配を感じてきました。朝晩は寒いくらいになってきました。私たちが住まいしている部屋に床暖房が設置してあるのですが、ついにスイッチをオンにしてしまいました。また、夕方に電気屋に買い物に行ったのですが、朝の行法が段々寒くなってきたので、新たにお堂用の暖房器具、新兵器のハロゲン式ストーブを買ってしまいました。

11月に“もみじまつり”を計画しています。鷲林寺のもみじは知る人ぞ知る、もみじの名所なのです。毎年、境内は紅葉一色に染まり、紅葉まんだらが心をなごませてくれます。実は、昨年のもみじがあまりにも綺麗だったので、試験的にライトアップしてみたのです。すると、日中は日中で自然の明かりで美しいのですが、ライトに照らし出されるもみじの色がなんとも言えず幻想的な世界をかもし出し、これは皆さんに是非見ていただきたいと思いました。

で、11月22日から24日までの三日間、ライトアップをして、せっかくだから最終日の24日に記念法会をしようかと計画を立てています。

そしてもうひとつ。もみじがりといえば“ぜんざい”がつきものでしょう。何かこじつけのような気がしますが、もみじのライトアップを観賞しながらあつあつの“ぜんざい”をすすっていただく。情緒あると思いませんか・・・??

しかし、ひとつだけ大きな心配があります。その頃になって、もみじが散ってしまったら困るな〜ということです。どんなものでしょうね・・・

勧学会の写真、あと数枚追加しました。よかったら見てください。まじめな顔した私の写真も追加しました。(爆)

10/3
(金)
檀家さんから電話。奥さんが亡くなられたとのこと・・・
朝一番に枕経にでかけました。
高野山から帰ってきてからでよかったです。本日、お通夜。明日お葬儀。心を込めて拝ませていただきます。

本日お参りに行かせていただいたお家で、高野山に行っている間、HPの更新が止まっていたことに対して、寂しかったと言っていただき、大変うれしく思いました。気合を入れなおして、頑張ります!

勧学会の様子をUPしました。厳粛な行事なので、あまりいい写真はありませんが、すこしでもその雰囲気をわかっていただければ幸いです。

古式にのっとり厳粛にすすめられ、現在にまで受け継がれている行事です。高野山が高野山である由縁の重要な伝統行事なのです。

10/2
(木)
住職日記を再開できてうれしく思います。
本日、このHPを見て下さっている人がお寺に来られて
「住職日記も再開されたようで、うれしく思います」
とのお言葉・・・うれしかったです。

本日は檀務があまり多くなかったので、リフレッシュするためにマッサージに行きました。そのお店の名前は、そのまま「リフレッシュ」
そこの先生は今まで受けたマッサージの中でも一番ききます。きょうも気持ちよかった〜
高野山で気をつかったのでしょうか・・・かなりこっていますとのこと。ストレスからきていると言われました。また機会見て行きたいと思います。

高野山の先輩のお寺さんから電話をいただきました。長い間高野山にいたので、寂しくなったと・・・嘘でもうれしいですね。また近々行かせていただきます。

10/1
(水)
9月1日より高野山にのぼり、勧学会(かんがくえ)という伝統行事に参加させていただきました。約1ヶ月間高野山に籠っておりました。はじめのうちはお世話になっているお寺のパソコンを使わせてもらって更新する努力をしていましたが、毎日が大変忙しくなって、それど頃ではなくなりました。結局、“住職日記”も更新することができず、また高野山の様子なども皆さまにお知らせしようと思っていた計画もままならず、修行に没頭していました。

おかげさまで、9月27日に帰ってまいりました。
勧学会三年目を成満し、ちょっとだけ位があがりました。
また、約1ヶ月間高野山に滞在するのを利用して、今まで一生懸命通っていた“声明”の伝授を集中的にしていただき、これも成満することができました。声明に出会ってから実に25年の歳月を数えます。

私にとって、今回の高野山滞在は二重の喜びとなりました。これも、理解をしてくれた寺族の人たち、また、留守中お寺を守ってくれた人たちのご協力のおかげと感謝しています。ありがとうございました。

本年度は江戸時代に活躍された慈雲尊者(じうんそんじゃ)の200回忌にあたっており、それにあわせて法会や講習会が開催されています。そのひとつに“勧学の会”という会があり、慈雲尊者が住まいされた高貴寺(こうきじ)で法会をしようということになりました。本日はその法会の練習が高貴寺で執り行われました。その練習になんと90名のお坊さんが集まられました。慈雲尊者のお人柄が偲ばれます。

わたしもその会に出席させていただきましたが、戒律を守り通され一生涯厳しい生活を通された尊者のお寺、高貴寺の本堂に響く声明の荘厳さに感動しました。本番は10月23日午前11時30分より執り行われます。

高野山に焼く1ケ月おりました関係上、少々“高野ボケ”しているようです。ボチボチ西宮のペースに戻れるよう頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。